業務用エアコンの冷媒について
業務用エアコンの冷媒として現在使用されているのが、R410AやR32という冷媒ガスです。今から10年以上前に作られた業務用エアコンではR22という冷媒ガスが使用されているという場合も多いです。この冷媒ガスについてですが、R22については2020年にすでに生産が終了することが決まっています。
地球環境に一番優しいと言われているのがR32というガスです。この冷媒ガスは、地球温暖化係数がR410Aのおよそ1/3であると言われています。現在使用されている冷媒ガスの中では地球環境に負担が少ない冷媒ガスであると言えます。
一般的にフロンガスはどのようなことが問題になっているのか?というと、地球温暖化に大きな影響を与えていると言われています。そのため、現在ではみだりにフロンガスを放出することが禁止されていますし、業務用エアコンなどを撤去する際には中のフロンガスの回収、破壊処理などを義務付けています。フロンガスを放出することは地球環境に大きな負担を与えるためです。業務用エアコンを選ぶ際には、このような地球環境に優しいものを選ぶようにするのがおすすめですよ。製品情報などに冷媒ガスにどの種類のものを使用しているかが記載されているので、チェックしてみるとよいでしょう。
こんな業務用エアコン知っていますか?業務用エアコンの種類の雑学
業務用エアコンには、屋外型もある?
近年の日本の夏の暑さは異常とも言えるほど、気温が高く困っているという人も多いでしょう。夏と言えば、店舗やオフィスでは業務用エアコンを使用するケースがほとんどです。屋内では業務用エアコンを運転させれば、部屋を冷やすことが出来ますが、屋外の場合には業務用エアコンを設置することが出来ないため、暑さをなんとか耐えるしかありませんでした。しかし、屋外型の業務用エアコンが発売されているというのをご存知でしょうか?
それが、ダイキンのアウタータワーという商品です。屋外に設置することが出来るというのが最大の特徴で、イベントスペースやショッピングモール、駅のコンコースやカフェなどのテラなどの場所に設置することが可能となっています。
夏の暑い季節は外で休むのも一苦労してしまいますが、このアウタータワーがあれば屋外でも涼しく快適に過ごすことが出来ます。冷気が約3m先まで届くこと、4方向から冷気を出すことが出来るというのが大きな魅力です。シンプルなデザインのため、周囲に溶け込みやすく邪魔にならないのも魅力です。レジャー施設などにもおすすめです。屋外型の業務用エアコンの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
業務用エアコンには寒冷地用がある
業務用エアコンは、多くの店舗、会社に導入されていますが、業務用エアコンには寒冷地仕様のものがあるというのを知っているでしょうか?この寒冷地仕様の業務用エアコンとは、普通の業務用エアコンとどのような違いがあるのでしょうか?
簡単に言えば、より厳しい環境でも暖房運転を行うことが出来るというものです。寒冷地の場合冬場になると、気温がマイナスになることも珍しいことではありません。そのため、普通のものでは条件によって運転が出来ないという場合もあります。
しかし、寒冷地仕様のものは、メーカーによっても異なりますが外気温が-25℃になっても暖房運転をすることが出来るものがあります。また、運転してから5分程度で50℃の温風を吹出すことが出来ます。寒い地域では少しでも暖房を早く効かせたいと考えている人が多いでしょう。そのような時にこのような機能があるのは安心です。
このように、業務用エアコンの寒冷地仕様は、普通のものと比べてより厳しい環境でも運転が出来る、より短い時間で部屋を暖めることが出来るという特徴を持っています。寒冷地に住んでいる人はこのようなタイプのものを検討してみましょう。